会社を辞めて自由に働きたい、または「いい会社」のはずなのに、今日もモヤモヤ働いている・・・などなど。
現状の働き方に満足できず、将来に向けて自分で何かをしたい、自分から動き出して自由になりたいと思っている方、もちろんFIREしたい!!と思っている方に向けて記事を書いています。
■ このような方に向けて記事を書いています
・FIREしたいと計画している方
・会社にそんなに不満はないけど、会社を辞めて自由に働きたいと思っている方
・将来の独立に向けて副業をしたいと思っている方
・会社を辞めて、個人事業主(フリーランス含む)になりたいと思っている方
■ 結論
・FIREの先にあるものを強烈にイメージすることが大事
・そのうえでFIREの先にある目的を可視化しよう
・その目的とは「やりたいこと」かもしれないし、「こうありたい」「こういう人生でありたい」
とさまざまであること。広く考えて、狭めて考える必要はないということ
FIREを考え続けた先で、いまの自分がたどり着いた答え
ここで、自分が結論に至った経緯をお話したいと思います。
①FIREに惹かれる (3年前ぐらい)
→会社で働く意義を感じなくなった。楽しくない。
自分が感じたい成長を感じられなくなった。会社員という働き方を辞めたい。
やりたいことがあるわけではない。投資を始める。
②副業にあこがれる (2年前ぐらい)
→投資だけでは経済的な独立を達成できない。
経済的理由と副業を通じた自己の成長の2つを達成したい
③個人事業主になりたい (1年前ぐらい)
小さな起業をしたい。
→成長すること、そして生きることと働くことは同義だと気づいた。
今まではFIREの先を考えていなかった。
④小さい起業を通じて誰かに共感してほしい、誰かの課題を解決したい ← 今現在
→個人で働くことがゴールではない。その先に何があるのか。
誰かの役に立ちたい、課題を解決してあげたい。
何かを表現して誰かが共感し、誰かの役に立ちたい
FIREという言葉を知ったとき、正直に言えば惹かれました。
経済的に自立し、仕事に縛られず、時間も人間関係も自由になる。
そんな未来は、誰だって一度は想像すると思います。
最初はそんなFIREという生き方にあこがれました。
自由って素晴らしい。
私もそう思っていました。
FIREはすばらしい。その状態を想像してワクワクしました。
読む本はFIREまでどのくらいの金額が必要なのか、何年ぐらいの年月が必要なのか、どのくらいの貯蓄率が必要なのか。などなど、そんなことばかり考えていました。
私がFIREにあこがれた際に、衝撃を受けた考え方がこちらです。
■ 貯蓄率とFIREと年月の関係性
【FIRE】早期リタイアを目指すなら「年収」よりも「貯蓄率」を重視すべき理由術
ただ、調べれば調べるほど、どこか胸に引っかかるものがありました。
そうです。これではいつまでたってもFIREできない。
投資は時間がかかるのです。
このときはFIREはいいものということだけしか頭になく、リアルに考えればわかるであろう、FIRE達成までの年月について、考えることから逃避していたいのです。
そんなとき、あるyou tubeの動画を見ることがありました。
そこで学んだのは、投資は時間がかかるということ。
だからこそ、投資に時間をかけるのではなく、お金を稼ぐ『副業』に力を入れなければならないと。
目から鱗でした。
本業+副業で入金力を増やす。
ここでの副業とはアルバイトなどの、自分の時間を切り売りして稼ぐような仕事のことを言っているのではありません。
自分の資産になるべき、ストック型の副業を指します。
※ストック型副業とは、一度仕組みを作れば、継続的・自動的に収益を生み出し続けるビジネスで、ブログ・YouTube(広告・メンバーシップ)、電子書籍・note販売、オンライン講座、アフィリエイト、アプリ開発などが代表的。初期は時間と労力が必要ですが、軌道に乗れば労働時間を減らしても収入が得られるのが魅力ですが、収益化まで時間がかかることや解約リスクも考慮が必要です。
もちろん、副業で稼ぐのは簡単ではありません。
しかし、その時間を通じて自分自身が成長できるのです。
もともと私が願っていた、知識とスキルが副業を通して手に入れられるのであれば、そこに時間と労力をかける意味があると思うのです。
自由の先に見えてきた「知的学習生活」
ここで止まってはいけません。
本業と副業の先になにが待っているのでしょうか。
本業プラス副業は、自分で自分の人生をコントロールする「本当の自由」を実現する手段でしかありません。
その先にある、自分がやりたいこと。
考え続けました。その結果、
浮かび上がってきた答えは、「知的に生きること」。
常に新しい知識に触れている感覚。
昨日より少しだけ、視野が広がっている実感。
自分が変わっていっていると感じられること。
派手さはありません。
ですが、この感覚がない生活を想像すると、 自分はきっと、長くは耐えられないと思うのです。
そして、もう一つはっきりしてきたことがあります。
学ぶだけでは足りない、ということ。

働くとは何かを、自分なりに定義し直す
自分にとって「働く」とは何だろうか。
それは、 知的好奇心を満たし、 自分なりの表現を行い、
それが誰かの役に立ったり、共感されたりすること。
相手の課題を解決する手助けをすること。
考え方のヒントを渡すこと。
「なるほど」と言ってもらえること。
そこには必ず、アウトプットがある。
そして、評価や反応が返ってくる。
評価といっても、 数字や称賛だけの話ではありません。
「面白かった」
「勉強になった」
「助かった」
「考えるきっかけになった」
そうした言葉が返ってくることで、
自分の思考が、確かに世界と接続したと感じられると思うのです。
知的生活は、循環して初めて意味を持つ
知的生活を送ること自体が目的なのではありません。
学習とアウトプット、そして評価。
この循環が回って初めて、実感が生まれます。
自分が学び、考え、生み出したものが、
誰かの役に立っている。
社会のどこかと、確かにつながっている。
この感覚があるとき、
「生きている」という手応えを感じることができます。
ただし、ここには一つ、大きな問題があります。
評価や結果は、
自分では完全にコントロールできない、という事実。
結果にフォーカスしすぎると、人は折れる
どれだけ考えても、
どれだけ丁寧に書いても、
どれだけ時間をかけても、
反応が返ってこないことはあるでしょう。
相手の状況もあるし、 タイミングもあるし、 世界は自分中心には回っていないのです。
もし、
「評価されること」
「結果が出ること」
そのものをゴールにしてしまうと、
この不確実性に心が削られていくことになってしまいます。
だから、ここで一度、視点を切り替える必要があると思うのです。
ゴールは「結果」ではなく「成長を継続できている状態」
自分なりに出した答えは、シンプルです。
ゴールは、
評価でも、
お金でも、
成果でもない。
継続して成長し続けられている状態
それ自体をゴールに置く。
学び続けているか。
考え続けているか。
昨日の自分より、視野が少しでも広がっているか。
アウトプットの量や質が、
長い目で見て変わっているか。
これらは完全ではないにせよ、
自分の意思と行動で、ある程度はコントロールできる。
そして、そのための具体的なアクションプランが、
自分にとっての「知的生活」であるからです。
結果は、あくまでも結果として受け取る。
そこに一喜一憂しすぎない。
ただし、世界との接点として大切にする。
主導権は、自分の側に置き続けたいと考えています。

この価値観は、今の自分の課題から生まれている
ここまで書いてきて、
これは完成した人生観ではないと分かっています。
将来、価値観は変わるかもしれなないし、
成長よりも、受容や安定を重視する時期が来るかもしれません。
それでも、今は違います。
今の自分の課題は、はっきりしている。
「成長していない感覚がある」
「自分は、もっと成長したい」
だからこそ、
成長し続けることにフォーカスしています。
このFIREの考え方は、
将来のための完成形ではない。
今の自分が、どう生きるべきかを整理した結果だと捉えています。
価値観とは、性格ではない。
その時点の人生の課題を映す鏡であるからです。
FIREは、人生の答えではない
FIREは、幸せを保証してくれるものではありません。
もちろん、自由になれば自動的に満たされるわけでもありません。
ただ、
自分の問いと向き合い続けるための環境を整えることはできるでしょう。
自分は何を学びたいのか。
何を表現したいのか。
誰に、どう関わりたいのか。
その問いを、
仕事やお金の制約に押し潰されずに考え続けるための土台。
それが、今の自分にとってのFIREなのです。
この記事自体もまた、
その知的生活の一部であり、
成長のプロセスの一断面に過ぎません。
数年後に読み返したとき、
違和感を覚えるかもしれない。
考えが浅いと感じるかもしない。
それでもいいと思うのです。
そのとき、自分はまた別の場所で、
別の課題と向き合っているはずだから。
今は、ここに立っている。
今の自分の問いに、正直でいたい。
それが、 いまの自分が定義する「生きる意味」であると。
つづく。


