地政学から人生を学ぶ。 - 世界のチョークポイント(要衝)を理解することが、人生のチョークをから脱却できる?!  -

経済

地政学の本を読んだ。地理と人生の共通点。それは制約

まとめ
・世界には多くのチョークポイントがある
・またそのチョークポイントには特徴があり、そのチョークポイントに対する各国の戦略も明確である
・人生もまたチョークポイントがあり、その特徴があるからこそ解決策も明確である

最近、社會部部長さんの書籍である『あの国の本当の思惑を見抜く 地政学』、続いて宮路秀作さんの「経済は地理から学べ!」を読みました。大変面白く、こうしたテーマに興味を持ち、そこで気づくことがありました。

地理って基本的に変えられないっていう制約があるため、どうしてもチョークポイントという場所が発生します。

家なら引っ越せるけど、国は引っ越せない。

となると、そのチョークポイントを理解した上で構造的に打てる戦略って決まってくると思うのです。

チョークポイント=海上交通の要衝や、経済活動における重要な「急所」を指す言葉

たとえばロシアは、広大な平原に囲まれ、海への出口を持たないこの国は、歴史の始まりから『恐怖』と隣り合わせ。

四方を陸で囲まれ、どの方向からも侵攻が可能だからこそ、ロシアは「拡張」するという戦略を選ばざるを得ない

ロシアは海に出たいけれどもチョークポイントである津軽海峡やデンマーク海峡などが存在しています。

一方で、アメリカはその真逆にあり、三方を海に囲まれ、内側に広大な平野を持ち、天然資源にも恵まれて、守るべき敵がいない。だからアメリカの戦略は「外に出ること」。

アメリカのチョークポイントはスエズ運河やパナマ運河があげられます。

両国ともどれだけ、その影響下に置かれているかの差はあれど、まったく逆に見えて、どちらも『地形に支配されている』という点では同じ構造といえます。

ということを考えているうちに、もしかして、

地政学の考えは、そのまま私の人生にも、そのまま当てはまるんではないか?と思ったのです。

私の制約とチョークポイント。

それは会社という制約。

もちろん、今の会社を辞めることはできますが、別の会社に転職しかければ生きていけません。

そう、お金という制約であり、チョークポイント。

それだけではありません。ほかにもたくさんのチョークポイントがあると思うのです。

とここまで、考えたときに、地政学的にいう制約に対して、関連国はどのような戦略をとっているのか? それは人生における制約を乗り越える手がかり、ヒントが隠されているのではないかと。

ここで、この制約された世界において、具体的なチョークポイントはどこであるのかという、世界の主要なチョークポイントをいったん整理します。

そしてそのチョークポイントの特徴を踏まえて、私たちがとるべき「考え」、「行動」はどのようなものであるのかというヒントを得たいと思います。

世界のチョークポイントとそこから学べる人生の教訓

① マラッカ海峡=時間のボトルネック

マラッカ海峡は、アジア経済の大動脈。

中国も日本も、ここが止まれば物資が止まります。

そして人生にも同じような「時間のマラッカ海峡」があります。

それは毎日の通勤時間、SNSの無意識スクロール、人間関係の雑務……。

これらが渋滞すれば、どれだけ優秀でも前に進めません。

「やる気が出ない」のではなく、「時間が詰まっている」。

そこを整流するだけで、人生の流れは一気にスムーズになるとおもいます。

無駄を省き、自分にとって何が価値あるものなのか。その断捨離が必要ですね。

②ホルムズ海峡=感情のチョークポイント

ホルムズ海峡は、世界の原油が通る場所です。封鎖されれば、世界のエネルギーが止まってしまうことでしょう。

人間にも「感情のホルムズ海峡」があるのです。

過去のトラウマ、他人の評価、完璧主義など。

そういった「感情のボトルネック」が、エネルギー(=行動力)を詰まらせます。

中東の政治が複雑なのは、各国が「支配したい」と思うからであり、人間の内側も同じです。

怒りや不安に『支配されたい人』がいなくても、支配しようとする感情は必ず存在し、そこを解放することが、個人の平和条約なのです。

他人はコントロールできません。コントロールできるのは自分自身でしかないのですから。

③スエズ運河=お金と選択のチョークポイント

スエズ運河は、アジアとヨーロッパをつなぐ最短ルート。

これが止まると、世界経済は遠回りを強いられます。

ハイ、人生でも同じですね。

「お金」「スキル」「人脈」など、これらが通らないと、チャンスという船は目的地に届きません。

貯金がない、スキルがない、人脈がない。

そんな状況は、まるでスエズが座礁した状態。

でも、救助船(=小さな挑戦)を何度も出すうちに、流れは必ず戻ってくると思いまうす。

動かないときこそ、動くこと。

それが「座礁からの再航」です。

具体的には、「投資」「副業」

これが自由へのパスポートです。

④台湾海峡=リスクと自由の境界線

台湾海峡は、現代地政学の最前線であり、経済と安全保障、自由と抑圧の境界。

人生にも、似たような「境界」があります。

安定を取るか、挑戦を取るか。安全に働くか、自由に生きるか。自由を選ぶ人は、常にリスクを抱えることでしょう。

自由な航路を開くためには、誰もが自分の台湾海峡を渡らなければなりません。

どのような人生を描くか。

だれしも、自由を手にしたいと思うはず。それはリスクと表裏一体なのですから。

⑤バブ・エル・マンデブ海峡(イエメン・ジブチ間)

「恐れ」と「希望」の狭間といえます。

この海峡の名前、アラビア語で「涙の門」って意味ということだそうです。

紅海とアデン湾をつなぐけど、昔から海賊や紛争が多く、通過は命がけだったとのこと。

でも、それを超えなければヨーロッパへもアジアへも抜けることはできません。

人生でいえば、ここは「リスクを取る瞬間」。

恐れ(リスク)を越えなければ、希望(新しいステージ)は開かれない。

涙の門を抜けた先に、未知の航路がある。

こちらも希望を描くには、リスクをとらなければいけないという教訓ですね。

⑥ベーリング海峡(ロシア・アメリカ間)

「境界」と「可能性」の狭間。氷に閉ざされた狭い海峡。

でも、地質学的には、かつて人類がアジアからアメリカへ渡った「橋」だった場所です。

つまり「分断」であり「接続」でもあるのです。

人生におけるベーリング海峡は、まさに「過去と未来のあいだ」。

過去の自分を切り離すのか、それとも橋をかけて未来へ渡るのか。

寒く、孤独で、見通しの悪い時期ほど、じつは次の大陸が近い。

一歩踏み出す勇気。人間そうありたいものですね。

⑦ボスポラス海峡・ダーダネルス海峡(トルコ)

「文化」と「自分の中の矛盾」が交差する場所であり、ヨーロッパとアジアを分ける細い水路。

西と東、近代と伝統、理性と情熱。そのすべてが交差する場所。

帝国が興亡を繰り返したのも、文化がぶつかり合う「混ざり目」だったからのようです。

人生では、自分の中の「二つの価値観」が衝突する瞬間がまさにこれです。

たとえば、「安定したい」と「挑戦したい」ということ。

この狭い水路で、どちらを航行するか決める力こそが、自分の方向を決める。

矛盾は弱点じゃない。航路の分岐点といえるでしょう。

⑧パナマ運河(パナマ) 

「効率」と「努力の再設計」

有名なパナマ運河。太平洋と大西洋をつなぐ人工の水路です。

自然の障壁を、人間の知恵と技術でぶち抜いた!! すごい。

まさに「最短ルートを自分で作った」象徴。

人生で言えば、これは「自分の仕組み化」に近いのでしょう。

がむしゃらに泳ぎ回るのではなく、仕組みで流れを変える。

努力を再設計して、エネルギーを無駄にしない。

世界の物流が効率化したように、自分の行動も構造化する。

つまりフォーカスするべきは自分自身であって、熟考して自分の人生は自分で設計するということです。

常に立ち止まり、考え、行動するってことが大事ですよね。

最後にまとめ。

地政学的ってとても面白いジャンルだと思います。

地政学だけではないですが、なによりも本から何を学ぶか、学んだものから、さらに自分自身の人生にとって、何を学ぶか。

自分の人生、自分で主体的にコントロールできるよう、人生学んでいきたいと思います。

つづく。

タイトルとURLをコピーしました